春に寄せて
若草のゆらゆら萌ゆる道の辺に去年(こぞ)の形見の猫じゃらしかな
梅の蕾雪残れどもおそれずに三つ四つ五つと春風にキス
朝霧に桜の花の浮かびたる素足濡れなん春の野の原
梅一輪ウオーターボトルに海めざせば蕾ふくらむ昼のドライブ
梅一輪空に差し伸べ太平洋海のかなたの友に見せなむ
命食みまた命食み消え逝くを春の息吹と人の言うらむ
春冷えに行商の老婆たいやきを食べろと差し出す強き指かな
梅の蕾雪残れどもおそれずに三つ四つ五つと春風にキス
朝霧に桜の花の浮かびたる素足濡れなん春の野の原
梅一輪ウオーターボトルに海めざせば蕾ふくらむ昼のドライブ
梅一輪空に差し伸べ太平洋海のかなたの友に見せなむ
命食みまた命食み消え逝くを春の息吹と人の言うらむ
春冷えに行商の老婆たいやきを食べろと差し出す強き指かな

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